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このケースは、モデル料や画像仕入代金などがかなり負担となってきます。よっぽどアクセスが伸びているサイトであればこのようなスタイルも取れますが、出来立てホヤホヤのサイトでは、大赤字&リスクを背負うことになるでしょう。法的には問題ないものの、経済的には成り立ちません。それであるならば、警察に届出を出して有料サイトとして運営したほうがマシです。
ご存知のとおり、画像の盗用は著作権法違反となり、盗用元から損害賠償請求される恐れがあります。仮に盗用先が法人だったりすれば、自分の権利を守るべく、確実に法的手段に訴えてくることでしょう。海外のサイトからパクったつもりでも、その大元の画像公開サイトが日本の運営者であれば、その人から訴えられる可能性があります。絶対にやめましょう。著作権情報については、社団法人 著作権情報センターの「コピライトQ&A」のコーナーをご参照ください。
海外の無修正画像を盗用しているケースも多く見かけますが、これ自体はわいせつ物の頒布・陳列として厳しく取り締まられますので、当たり前ですがやめましょう。
アダルト画像の投稿サイトの場合、「撮影料などの原価はかからない」、「それらの写真そのものから収入を得ているわけでもないので、警察への届出も必要ない」と、一見イイことずくめのようですが、実はそうでもないのです。以下の三点に注意する必要があるのです。
一点は、
投稿写真の中に「無修正画像が含まれていないかどうか」を必ずチェックする必要がある点です。これは、写真を見ればわかることですので、一般公開する前に、面倒ではありますが自分で修正を加えれば良いということになります。
二点目は、
投稿画像の中に「アイコラ画像(アイドル・コラージュ)」が含まれていないかどうかをチェックする必要があります。有名アイドルならいざ知らず、自分の知らない新人アイドルのアイコラ画像が投稿された場合は、気づかずに放置・掲載してしまうことも想定されます。アイコラとは、ご存知のとおりアイドル・コラージュの略称で、「アイドルの写真などを加工してとんでもないポーズの画像や、ヌード画像を組み合わせたりする合成写真等」をいいます。このようなアイコラ画像の掲載は、肖像パブリシティ権の侵害となります。これは、肖像パブリシティ権擁護監視機構(JAPRPO)のサイトで詳しく解説していますので、気になる方は確認してください。したがって、投稿サイト自体も「監視・監督不足」ということで取り締まられる可能性がありますので、十分に気をつけましょう。
三点目は、
「著作権法違反の盗用画像の投稿かどうか」をチェックする点です。この場合は、投稿画像そのものが盗用画像なのかどうなのかが判別できないという点に問題があります。つまり、もし悪質な業者が「ウチの画像を盗んで公開しただろう!損害賠償請求をしない代わりに、示談金をよこせ!」と言ってきたら、投稿サイトの運営者としても困惑することでしょう。高いお金を払って真っ向から裁判をしなくてはいけないかもしれません。無駄なことに労力・金銭を費やすことほどバカバカしいことはありません。
また、前述のような「悪質業者のイヤガラセ」でなくとも、投稿者が行った著作権侵害行為は「すべて管理者の責任」として問われますのでお気をつけください。実際のケースとしては、「漫画家の対談を、2ちゃんねるに無断転載された著作権侵害行為」につき、東京高等裁判所では2ちゃんねるに対し損害賠償命令を下している(2005.3.3)などの判例が挙げられます。このケースは「文章」の著作権侵害ですが、「画像盗用」についても同様です。つまり、サイト管理者が盗用画像が投稿されていないかどうかをちゃんとチェックしなければならないのです。やっかいですが、気をつけましょう。
投稿サイトの運営は、以上三点の問題をクリアする自信がついてからでも遅くはないでしょう。「急いてはことを仕損じる」という諺を肝に銘じておきましょう。 |